なぜウォーキングか?
ここではジョギングなど他のスポーツと比較したときの、ウォーキングのよさをまとめます。
故障のリスクや身体への負荷が小さい
ジョギングやランニングは膝などの故障のリスクが常につきまといます。ドイツのオリンピック金メダリスト ハートヴィッヒ ガウダー氏によると、ジョギングは、着地時に関節や腱、靭帯などに通常歩いているときの3~4.5倍の負荷がかかるそうです。一方、ウォーキングは1~1.5倍であり、リスクの差は歴然としています。
ウォーキングも無理をすれば同様の問題は起こり得ますが、リスクの度合いがはるかに小さいのは明らかでしょう。ゴルフ、野球、サッカーなどのスポーツは、肩など特定の部位を酷使したり、左右非対称の身体の使い方をするなど、長期的に見て身体への影響が心配になります。
心の健康にもよい
屋外でのウォーキングは、自然や身の周りのあらゆるものが五感を刺激します。ジョギングなどと比べゆったりとしたペースだからこそ、四季の移り変わりや世の中のちょっとした変化を感じとることができます。このことは日常のストレスを解消するように感じます。
筑波大学の西田名誉教授によると、人類は長期間、移動しながら食べ物を探しながら生活してきた結果、外界の情報を探索することに能力を発展させてきたそうです。にもかかわらず、現在の定住生活ではその能力を十分に発揮できないため、退屈やストレスが生まれているとのこと。旅行がその解消手段なのは、旅行先で様々な刺激を受けることで遊動生活で培った能力を発揮できるからだそうです。
そういう意味で、屋外のウォーキングは小さな旅行と考えることができるかもしれません。
いつでも、どこでもできる
ウォーキングはゴルフ場、プールなどの場所の確保は必要ありませんし、メンバーを集める必要もありません。
他のスポーツのように用具やウェアがなくても始められます。
つまりいつでも、どこでもできます。このハードルが低い点は、長く続けていくために非常に重要です。
お金がかからない
一つ前の利点と重複しますが、場所の確保や用具が不要ですので基本的にお金はかかりません。むしろ節約できる可能性があります。時間の余裕があるときに限りますが、電車やバスを利用していた区間をウォーキングすれば、その運賃を節約することができるわけですから。
どうやって喜びを増やすか?
以上説明したように、ウォーキングは他のスポーツや運動に比べて様々なメリットがあり、いいことづくめです。しかし漫然と家の周りなど決まったコースを歩くだけではすぐ飽きてしまい、それゆえ継続が難しいのも事実です。
継続のためにはウォーキングに対して新しい喜びを加える必要があります。そこで私が考案したのが「マッピングウォーキング」です。
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