カーリルによる図書館活用~貸出予約~

目次

このページでは、カーリルを使った図書館の有効活用方法を説明します。

そのために必要な準備については以下のページを参照願います。

まず、読みたい本の登録

読みたい、あるいは興味のある本があったら、とにかくカーリルに登録します。

登録するには、まずカーリル内でその本を検索します。画面の上方右にある「さがす」の左の枠に本のタイトルを入力してください。

ここでは2019年のベストセラーである「友だち幻想」を入力し、「さがす」ボタンをクリックあるいはタップしてみます。そうすると次のような画面が現れます。左上が目的の本ですね。

検索結果の表紙の画像の下に「蔵書あり(貸出可)「蔵書あり(貸出中)」「蔵書なし」といった表示がありますが、これは自身が登録した図書館すべてにおける所蔵の有無および貸出の状態を示しています。したがって検索の時期や、皆さんの登録した図書館によって結果は異なりますので、参考と思ってください。

「友だち幻想」は「蔵書あり(貸出可)」なので、登録したいずれかの自治体の図書館ですぐ貸し出しが可能だということを意味します。

「蔵書あり(貸出可)」をクリックすることで、貸し出し予約に進むことができるのですが、ここではカーリルの真価を見せるため、その下の「読みたい」という「読みたい」ボタンをクリックするだけにします。そうすると次のように「読みたい」がオレンジ色に替わります。

同様にベストセラーである「FACTFULNESS」も検索し、「読みたい」を設定してします。こちらは蔵書は出払っているらしく、「蔵書あり(貸出中)」となっています。これも検索の時期や登録した図書館で異なります。

「読みたいリスト」の確認

次にカーリルを使う理由である「読みたいリスト」について説明します。

まず、画面上部の「読みたいリスト」(赤い枠内)をクリックしてください。

表示された画面に、先ほど登録した「友だち幻想」と「FACTFULNESS」が並んでいることがわかります。

右上の方に自治体名や図書館名が横に並び、その下に〇や△が表示されています。これは各自治体での所蔵状態や貸出状態を示します。これを見ると「友だち幻想」は東京都港区の図書館でを借りることができることがわかります。

それでは「友だち幻想」の表紙をクリックしてください。

そうすると次のような画面が表示されます。東京都港区の5つの図書館で貸出可能であることがわかります。

ここで港区の図書館の一覧の直下にある「予約する」ボタンをクリックします。

すると次のような港区立図書館の予約画面が現れ、自身のアカウントでログインすれば、その場で「友だち幻想」を借りることができます。

いずれの図書館でも貸出中となっている「FACTFULNESS」についても、そのうち読めればいいというスタンスであれば、予約して順番待ちすればいいのです。

お勧めのワークフロー

興味のある本を見つけたタイミングと、実際に貸出予約をするタイミングは異なることは結構あります。例えば次のような場合です。

  • 現在忙しくて読む時間が取れない
  • 新刊のため、まだ図書館に所蔵されていない

そのような問題を解決する方法として、カーリルを利用して、次のようなワークフローを確立することをお勧めします。

  1. 興味のある本があったら、とにかくカーリルに登録して「読みたい」を設定
  2. 自身の読書スケジュールと所蔵・貸出状態を勘案して、「読みたいリスト」から予約する本をチョイスし、貸出予約

こうすることでタイミングのずれを吸収し、さらに図書館の貸し出し予約までをシームレス化できます。

図書館に本が無かったら?

あまりに古い本やサブカルチャーに属する本は、自治体の図書館には蔵書がなかったりします。

そういった本は新本あるいは古本で購入することになりますが、本当に買う価値があるかどうかを再度吟味しましょう。行動範囲に東京の中心部が含まれる方は、国会図書館で内容を確認してみることをお勧めします。

不要な本を購入することはお金の浪費というだけではなく部屋のスペースも無駄に占有してしまうから、それだけの手間をかける価値があります。

古本および国会図書館の活用については別途説明します。